下町よいとこ(3)

隅田川の下流域に架かる橋で、一番好きなのがこの清洲橋。 フォルムが美しいし、色もとてもきれいで、ついつい見とれてしまう。「女性的」という言葉で表現されることの多い理由が、近くで見るとよくわかる気がする。 なんだろう、どこか色っぽさのようなものを感じさせるのだ。鉄骨でできた橋に「色気を感じる」というのもどうかとは思うけど、本当に感じるのだ。

竣工は昭和3年3月。関東大震災後の復興事業の一環として架けられたもので、完成当時は「世界で一番美しい橋」とさえ言われたそう。 平成19年には国の重要文化財に指定されている。

いろいろな資料を見てみると、ドイツのライン川に架かる吊り橋を模してデザインされた、とある。 ならばそのモデルになったという橋を是非見てみたいところなのだが、残念ながら第二次世界大戦中に破壊されており、今は残っていないのだとか。 ではせめて写真だけでも、とネット上で探してみたが、見つからない。あるとすればドイツの美術館とか郷土資料館のページだろうか。 それだと読めないので探しようもないなあ・・。
が、諦めず地道に探してみようと思う。だって、見たいじゃないですか。清洲橋のモデルになったというのだから、すばらしく美しいのですよ、きっと。
更新:2019年2月14日
(別のブログサイトに掲載していた記事に修正を加えたものです)