東京下町で 根室の郷土料理を堪能!
長いこと顔を出していなくても覚えていてくれて、「いらっしゃい!お久しぶり!」と笑顔で迎えてくれる“行きつけの店”って、とっても有難い。
日本橋人形町にある「ふうれん」は、私にとってのそんな“行きつけ”の店のひとつだ。
久しぶりに足を向けたその「ふうれん」で食べたのが、この沖漬塩秋刀魚(おきづけしおさんま)。北海道・根室から直送されてきたもの。
漁師さんたちが、船の上でさんまが生きているうちに粗塩を使って漬けるのだそう。お腹の中まで塩が回って、すばらしくしっかりした味に仕上がっている。絶品!なのだった。根室の地酒と一緒にいただいた。
根室の地酒 北の勝 。
「この沖漬塩秋刀魚、漁師さんに知り合いがいないと手に入らないものなんですよ。特にこの時期に入荷できてる店、日本中探してもウチだけじゃないですかね」と店のマスター。3年ぶりに入荷できたのだという。とっても希少な食材なわけである。とっても得した気分になった。
ふうれんでは、いつもマスターの出身地である根室から旬の魚をはじめとする材料を直接取り寄せていて、和食を中心とする季節料理・創作料理を楽しむことができる。
たとえば、こんなの。北海しまえび アボガド山わさびタルタル ↓
季節によって、旬の花咲がに、ししゃもの刺身など、希少な食材も堪能できる。
最近は、根室の食材を使ったふうれんオリジナル製品(缶詰)も販売しているとのことで、早速購入した。根室さんまと、「花咲蟹のてっぽう汁」の詰め合わせ。きっとおいしいに違いない。
根室郷土料理 詰め合わせ♪
追記(2019年1月13日)
上の写真の「オリジナル製品」、食べてみた。
さんまは、9月~10月に根室に水揚げされる「旬の逸品」。刺身で食べられるほど 新鮮なものを、手詰めしているのだそう。ほどよく脂がのり、身もしっかりしていて、缶詰とは思えない上品な味わいだった。
「花咲蟹てっぽう汁」のほうは、缶に食べ方の説明が記されている。『缶の中身を鍋に入れ2~3倍の水でうすめ、野菜、豆腐等、お好みの具材を入れ火にかけます。煮立ってきたら、味噌を入れ、味を整え、三つ葉等、薬味を入れてお召し上がりください 』 とのこと。
花咲蟹の濃厚な出汁をたっぷり味わいたいので、 味噌は入れずこのままお吸い物としていただくことにした。 2倍の水でうすめ、 家にあったカブを加えて 煮立ててみる。
思わず「んー、うま!」と唸ってしまった。
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